ISSEY MIYAKE Archive
RAF SIMONSやマルジェラなどのデザイナーズブランドのヴィンテージ、アーカイブアイテムが注目されている昨今。
以前からコレクターの間ではブランド設立当初の作品は高額で取引されていましたがアーカイブブームが到来したことによって一気に需要が高まり、二次市場では以前にも増して価格が高騰しています。
その流れは海外ブランドのみにとどまらず、80年代にDCブランドブームを巻き起こした国内ブランドにも及んでおり、COMME でsGARCONSやYohji Yamamoto、ISSEY MIYAKEなどの80~90年代の作品が再注目されています。
今回はその中からISSEY MIYAKEを取り上げ、名作アイテムをいくつかご紹介させていただきます。
まず最初にご紹介するアイテムはこちら。
極端に広くとられた身幅からなめらかに袖先へと向かうドルマンスリーブや、足首までとどきそうな着丈が特徴的なアイテム『Wind Coat / ウインドコート』。
三宅一生氏がデザイナーを務めていた80年代から現在に至るまで脈々と受け継がれてきたISSEY MIYAKEを代表するアイテムの一つで、その特徴的なシルエットからファンの間では『イカコート』とも呼ばれています。
下の画像はISSEY MIYAKE MENのラインで17AWに復刻されたWind Coat。
出典:https://www.isseymiyake.com/ja/news/36
1983年に発表されたコートのパターンをそのまま採用しているのに全く古さを感じず、むしろ新鮮ささえ感じられます。
また、ウインドコートは中古市場での人気も高いアイテムです。
80~90年代のヴィンテージのものが高いのはもちろんですが、復刻のものでもなかなかのお値段で取引されることも。
MODESCAPEでもお買い取りを強化しておりますので、お持ちの方がいましたら是非!
次はこちらのアイテム。
80年代に展開されていたブランドライン『I.S. Chisato Tsumori Design / イッセイスポーツチサトツモリデザイン』のブルゾン。
ブランド名からもわかるように三宅一生氏ではなく津森千里氏がチーフデザイナーを務めていたラインです。
実は現在『I.S. Chisato Tsumori Design』のライン自体ヴィンテージとしての価値が非常に高まっており、ロゴのモチーフが大きくデザインされたアイテムはブルゾンに限らず高値で取引されることも少なくありません。
余談ですが、本日から津森氏による過去のアーカイヴ作品を展示する展覧会が21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催されているようです。
『I.S. Chisato Tsumori Design』のアイテムが会場限定で復刻販売されるみたいなので津森氏のファンやI.S.好きな方は是非!
最後はこちら。
こちらは2000年代中盤にリリースされたアイテム。
軍隊や警察、法執行機関の特殊部隊で使われているタクティカルベストのようなデザインをしており、一部のボタンがガスマスクスナップになっている本格仕様。
素材や細かいデザインによってミリタリーとリアルクローズのバランスが絶妙な一着です。
ヴィンテージと呼べるほど昔のものではありませんがミリタリーテイストのものはこちらのアイテムに限らず二次市場で高額で取引される事が多いです。
数年前にイッセイを買っていたけどあまり着なくなってクローゼットにしまっているなんて方がもしいたら買取にだしてみると驚くような値段がつく事もあるかもしれません。
短くなりましたが今回は以上になります!
ご紹介させていただいたのはほんの一部ですが、イッセイには紹介しきれないほど名作がたくさんあります。
数十年前のものでも驚くほど高値がつくこともあったりするので、是非MODESCAPEにご相談ください。
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。